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保険料と保障内容のバランスを両立させるための見直し方

自分のニーズに最適なものを選ぶ

葬式費用、家族の保障、医療費の3つが生命保険に加入する大きな目的となります。一般的な定期付終身に加入し、医療保険の特約も付けた場合、生涯に支払う保険料の総額は約1300万円になります。

万一に備えて加入するのが保険ですが、その保険料を支払うために、肝心の生活が経済的に圧迫されてしまえば本末転倒です。保険料の支払総額を抑えながら、自分が必要とする保障内容も満足したものにするためには、保険の見直しは大切です。

まずは死亡時に保険金が支払われる「終身保険」を見てみましょう。この商品の大半は、途中解約さえしなければ、これはまで保険料以上の保険金が死亡時に受け取れます。従って、見直しのポイントは保険料総額を以下に低くするかにかかっています。

変額終身保険のほうが、定額終身保険よりも保険料は安く設定されていますが、現在はこの商品を扱う会社は少なくなっています。しかし、他社の変額終身保険よりも安い保険料で定額終身保険を扱っている会社もあるので、見直しの際には複数の会社から資料を取り寄せて比較してみるとよいでしょう。

近年は、保険料が安い変額終身保険の代わりに、毎月の保険料が2~3割低く抑えられている(但し、途中解約の返戻金も同程度カット)新しい商品「低解約返戻金終身保険」も登場しています。

次は「定期保険」です。10~15年の定期保険は更新の都度、保険料が上がっていきます。対して、逓減定期保険のほか、毎月一定金額が受け取れる収入保証型定期保険は、必要な保障額を広く、無駄なくカバーしてくれます。同じ保険金額であっても会社によって保険料が異なるので、よく比較することが大切です。一般的に損保系や外資系の生命保険会社は、保険料が格安となっています。

最後は「医療保険」です。三大疾病(がん・脳卒中・急性心筋梗塞)に重点を置いた商品から、高血圧性疾患、糖尿病、肝不全、腎不全などを加えた商品まで登場しており、各社のラインナップは複雑化してきています。

医療保険に加入する目的が入院と手術に備えるとものとシンプルに考えるのであれば、さまざまな疾病を対象とした保険ではなく入院と手術だけをカバーする商品を選んだほうが保険料は安く済みます。

入院日額でも保険料に差が出てきます。一般的には5000~1万円の範囲で選びますが、休業補償のしっかりした大企業に勤めていれば5000円でも十分です。自営業者は、入院中の医療費に加え、入院期間中の収入を補う意味でも1万円を選択するとよいでしょう。